La canzone balneare

ビーチで歌う歌

海水浴のビーチで流行る歌の現象は1960年に生まれました。これは、経済ブームの眼に見える証拠の一つでした。それは、大衆がこぞってバカンスに行くという目まぐるしさ(それまでイタリアにはなかったことです)や、恋が夏とともに始まり終わるというように、ビーチが勝ち取るべき場所、ダンス場、羽目をはずす場所に変化したことを、はっきりと示すものだからです。このような歌は映画やドラマの主題歌であることも多く、夏シーズンだけのダンスグループやダンスの歌であったり、若者の文化と関係あったりします。レコード産業はこのような兆候を察知し、それを市場での成功につなげてきました。こうして、「素晴らしき1960年代」の神話を生むクラシックな歌の数々が生まれることになったのです。このコレクションには、ヒット曲、珍しいカバー曲、作家主義的な歌、ツイスト、サーフ、スロー、1980年代のリバイバル曲の数例など、50曲が収録されています。歌っているのは、当時のスター(その中には今も活躍中の歌手もいます)や、流行の「波」に乗ったものの、日没とともに彗星のごとく消えてしまった歌手たちです。