映画・演劇・テレビ文化

映画・演劇・テレビ文化

1900年代以降、映画やテレビを始めとする伝達技術は大きな発展を見せ、「伝達手段」と「音楽」は密接かつ深い関係を築いてきました。ファシスト政権下にあった1930年にはイタリア初の有声映画「ザ・ソング・オブ・ラブ(伊題:La canzone dell’amore)」が公開され、映画はラジオ同様、人々へエンターテイメントを提供する役割とその地位を確立しました。1960年代からは、伝達手段と音楽の関係はさらに密なものとなり、CDの売り上げを伸ばすアーティストの知名度を借りてその生涯をテーマにしてに制作された、現代におけるミュージックビデオが、短編映画としてもてはやされました。同時期にはイタリア映画音楽文化が発展し、クラシックやジャズ作曲家によりサウンド・トラックが書かれる中、イタリアはニーノ・ロータ、ニコラ・ピオヴァーニ、ルイス・バカロフ、エンニオ・モリコーネなど、多くのアカデミー賞受賞者を輩出しました。こちらのセクションでは、映画、演劇、テレビ界を股にかけて活躍し、イタリア音楽界にまでその名を残した著名な俳優・女優陣を多数紹介しています。小さな画面でも音楽の人気に多大な影響力を与えるテレビが発達する中で、サンレモ音楽祭や土曜夕方のバラエティー番組は、現代音楽から派生した演劇音楽文化などが見直されるきっかけを作りました。また、テレビは多くの著名人を輩出するだけでなく、多くの番組やそのテーマソングを生み出すことで、テレビの歴史を作り上げてきました。一方、長い音楽の歴史を背負う演劇文化は、1800年代後半の「カフェ・シャンタン」から1900年代初頭には「キャバレー」に主役が移りつつ、1950年代には「レヴュー」、1960年代には「キャバレー」、「ミュージカル」など、新たな演劇ジャンルの誕生とともに多くの作品が作られました。中でも喜劇やパロディー、風刺文化に人気があった背景には、人々にイタリア文化の象徴となった舞台音楽文化を発信した、テレビや映画の活躍がありました。
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